「株取引したくても仕事が日中忙しすぎてやれない!」
そう思ってる人はきっと多いでしょう。
日本株をやってる人は社会人が多いのに取引時間帯が9:00 - 15:00までと昼休み位しか取引できないのは不満でしかないですよね。
そんな時に使えるのがPTSです。
PTSを利用すれば取引時間帯関係なく、夜間でも株取引ができます。
今回はPTSについてお話しします。
目次
PTSとは?
PTSとは、Proprietary Trading Systemの略で取引所を介さない私設取引システムの事を言います。
大きな特徴の一つに通常の取引時間帯以外の夜間の取引に対応しており、時間外に株価に影響を与える重大ニュースが発表されてもPTSで取引できるからタイミングを逃しません。
PTSのデメリット
すべての銘柄に対応していない
PTSはSBIジャパンネクスト証券株式会社が指定する銘柄が対象ですべての商品に対して対応しているわけではありません。
取り扱い一覧を見てみると銘柄はデイ、ナイト共に3889銘柄に対応していました。
まぁ対応していない銘柄はそんなにはなさそうです。
注文方法は指値注文のみ
注文方法は指値注文のみで逆指値や成行注文に対応していません。
結構成行注文は初心者でも使いやすい注文方法だけにこれは痛いですね。
まぁ資金を余裕に持っておいて余裕を持った指値価格で注文をかけるのがベストでしょう。
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信用取引に対応していない
PTSだからこそ株価の流れをつかみやすいからこそ信用取引が活かせるのですが残念ながら信用取引には対応していません。
通常の取引時間帯で対応するしかなさそうです。
まぁさすがにそこまで甘くはなかったですね。
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PTSのメリット
受付時間帯
デイタイムセッション | ナイトタイムセッション | |
SBI証券 | 8:20~16:00 | 17:00~23:59 |
楽天証券 | 8:00~16:00 | |
松井証券 | 8:20~15:30 |
3社のPTSの時間帯を調べてみました。
一番時間帯が広いのが楽天証券ですね。
夜間帯の時間帯は長く、仕事を終えて、夕食とお風呂を終えた後でもゆっくり株価の値動きチェックできます。
また通常9:00から開始の所をデイタイムセッションでは楽天は8:00、それ以外は8:20から開始ですので通勤中に株の取引ができちゃうわけです。
しかし土日祝日の取引はPTSでも対応していません。
手数料
SBI証券 | スタンダードプランの手数料より5%安い |
楽天証券 | 手数料に変更なし |
松井証券 | 以下のボックスレートが適用 |
松井証券のPTSのレート | |
1日の約定代金合計 | 手数料(税抜) |
10万円まで | 0円 |
30万円まで | 300円 |
50万円まで | 500円 |
100万円まで | 1000円 |
200万円まで | 2000円 |
100万円増えるごとに1,000円加算 | |
1億円超 | 100000円(上限) |
[/st-mybox]
手数料に関してはSBI証券が一番安く、松井証券がちょっと高い印象です。
取引時間帯を長くしてくれるPTSなら通常の手数料より高くなってもおかしくないのですが楽天証券は変わらず、SBI証券は寧ろ安くなると言う太っ腹です。
ですのでPTSは楽天証券とSBI証券に関しては利用して絶対損はないと言う事なんですね。
もちろんPTSは特に手続きせずとも最初から利用できるのでお得以外の言葉がでてきません。
PTSを最大級に活かすやり方
優待株を一足先に権利落ち日に売る
権利確定日のナイトセッションでの取引は翌営業日になるので権利落ち日に取引するのと同じ扱いになります。
それによって権利落ち日まで待つことなく株主優待の権利を得て一足早くナイトセッションで売れば、権利落ち日にやってくる株価暴落の損失を最小限に抑えれます。
株主優待目当ての人が行うわけなんですが、優待株では権利確定日の1週間程前から株価が上がりやすい傾向にありますので1週間前に買って権利確定日のナイトセッションで売れば実質タダで株主優待をゲットできますね。
売買手数料を加味して手数料が安い証券会社で株価が高く、優待利回りの高い銘柄がおすすめです。
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決算やニュース速報後に行動する
株価が変動しやすい要因の中に決算・銘柄関連のニュースがあります。
そういった情報が開示された直後はすぐさま取引したいですからPTSが活かしやすいですね。
どういうタイミングで株価の乱高下すると把握しているならいつでも取引できる環境は必要です。
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最後に
PTSについてお話ししました。
注文方法が指値注文のみと通常の時間帯で行えるすべての機能が使えるわけではありませんが、夜も取引できるのは大きいですよね。
PTSのおかげで金曜日の夜にゆっくり株取引をしながら休日を迎えると言う至福の時間を味わえることでしょう。