日本株を持っていると銘柄によって株主優待を得ることができます。
この株主優待こそが株の投資を促せる美味しいポイントになるのです。
今回は株主優待のメリットやデメリットについてお話しします。
目次
株主優待とは
株主優待とは株の銘柄を保有する事で企業から保有者へプレゼントを送ってくれます。
そのプレゼントの内容は銘柄毎に異なり、例えば飲食店の株でしたらそのグループ店で使える食事券をもらえますし家電量販店の株なら買い物券をもらえます。
他にもクオカード、自社商品のプレゼント言った銘柄によって様々な株主優待があります。
年に1~2回でもらえる銘柄がほとんどで持つだけでもらえる点から長期保有向けとして人気があります。
買い物は殆ど株主優待で済ましている様です。
株主優待のデメリット
配当金より使い勝手が悪い
株主優待は現金ではなく優待券や自社商品等、物にあたりますので使い道が限定されます。
自分は過去吉野家の株を持っていて外食は吉野家で済ませていたのですが正直マックやラーメン屋も行きたいと思っちゃいます。
そんな時、配当金だったら吉野家だけじゃなく気分によって他の飲食店も食べに行く事になにも抵抗はないですよね。
やっぱ株主優待はずっと使い続けたくなるような銘柄を選ばないとお得にならないです。
有効期限がある優待が多い
買い物券の優待は有効期限があります。
ビックカメラは6ヶ月、吉野家は1年なので切れる前に使っておきたいですよね。
早めに使わなきゃいけないというのが束縛っぽくて使いたい時に使えないのがデメリットだと感じます。
株主優待のメリット
課税対象にならない
株には配当金をもらったり売却して利益を得ると20%の税金がかかりますが株主優待には税金がかかりません。
課税をがかからず優待をもらえるってだけでお得感があります。
しかし非課税のNISAで株主優待を貰っても税金はかからないのでNISAで買うと少し勿体ないです。
多分ですがお金にまつわる事は課税対象であって株主優待はお金ではなく物とかだからかからないでしょうね。
保有数によって優待内容が良くなる
株を沢山保有する事で優待内容が良くなります。
例えば100株持っていれば1000円の商品券をもらえるのですが1000株持ってると5000円分もらえるという事です。
しかし殆どの銘柄は500株、1000株を持っていても100株での優待内容と比較して割に合わないです。
ですがすかいらーくは多く持った方が100株より優待内容が断然に良いです。
保有期間が長いほど優待内容が良くなる
ヤマダ電機、ビックカメラでは1年以上保有続けると優待内容がよくなります。
ただ持ち続けているだけで優待内容が良くなるなんて美味しすぎます。
外国株でも年々配当金を増配してくれる企業があるのでそれと似た感じでしょうね。
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株主優待銘柄で得をするポイント
優待権利日、権利落ち日をチェックしよう
優待権利日 | 株を保有していたら株主優待をもらえる権利日 |
権利落ち日 | 権利日の翌日であり、株を保有しなくてもいい日 |
株主優待には優待の権利日と権利落ち日があり、この2つは株価が変動しやすくなります。
優待権利日に近づく程、株価が上がり、権利落ち日には株価が下がります。
株主優待をずっと持ちたければ優待権利日前に売ったりせずにずっと思っておくのが良いでしょう。
また購入タイミングとしては優待権利日の値上がりの特徴を狙い権利日の1~2週間前から買うのがおすすめです。
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時間外取引を利用しよう
株主優待株にとって時間外取引(PTS)はかなり有効です。
優待権利日は当日の通常の営業時間15:00まで保有していたら優待の権利を得られます。
15:00以降はどうなるかと言うと翌営業日扱いになります。
という事は権利落ち日になり、時間外取引が利用できれば翌日までに待たずに売る事ができるのです。
これによって翌日の暴落前に売り逃げをして優待も貰いながら損失を抑えれます。
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株主優待株購入に最適なネット証券
株主優待株で得をするポイントから
- 時間外取引ができる
- 取引手数料が安い
この2点が重点された証券会社が良いでしょう。
おすすめはSBI証券です。
SBI証券は時間外取引ができる上に手数料が安いです。
それだけじゃなく住信SBIネット銀行経由なら米ドルの為替手数料も1ドル4銭まで落とせるコスパの良い証券会社です。
最後に
株主優待は株を保有しているだけで課税されずにプレゼントをもらえるとても画期的な権利だという事が分かりました。
本当は株主優待はいらないから配当金を沢山くれ、というのが本音ですが自分が普段行ってる店では優待券が使えるところが多いので結構役立ってます。
株主優待がある銘柄は10万~20万程と低価格で買えますのでリスクが少ないのも日本株の一つの魅力ですね。