AT&Tを売却!高配当でも米国税は重みと感じた

2019年10月30日にAT&Tを売却しました。

結果から言うと売却益はわずかプラスで終わりましたが配当金を貰い続けていましたのでそれも含めるとトータル15%程のリターンで終われました。

昔は任天堂の株で大きな失敗をした経験があったわけなんですがここ最近の取引実績は黒字退出出来てるので嬉しい限りです。

今回はAT&Tを取引した振り返りや売却理由についてお話ししたいと思います。

目次

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売却理由

AT&Tは2015年と2016年のNISAで200万円程投資をしていました。

高配当ですし少しでも税金を抑えればよかったのですが日本の税金は非課税にできても米国側の税金は非課税にできません。

その時はまだ米国株に対する税金の知識が甘く、「海外税はNISAでも非課税になるものだから仕方ない」と妥協していました。

その後は外国株でもNISAで完全非課税にできるADRを覚えていきました。

やっぱADRを知っちゃうとNISAでAT&Tを買うのがあまり良くない事だと感じてしまうんですよ。

さらに2019年の10月にロールオーバーのお知らせがきました。

ロールオーバーば運用期間が5年過ぎそうな株に対して再度5年間延長させるか課税口座に移すかの手続きを行う事です。

課税口座に移されれば売却益に国内税もかかってしまう為、2016年のNISAもまとめて売ったという経緯がありました。

しかし売った後はお決まりの高騰が起こりましたね(苦笑)

売った時は1株36.94ドルでしたが2019/11/10現在、株価は39.38ドルまで上がっています。

ホント嫌がらせですよね…

なにがともあれ今となってはNISAで保有せず来年のNISA枠でADRを購入するのでAT&Tは売却しました。

振り返り

購入したのは2015年

その時は投資に関してはなんも知識もなく、マネックス証券からもらった米国株の取引ガイドのおすすめ銘柄にAT&Tがあったので買ったのがきっかけです。

米国株自体の出会いもこれが初めてでアメリカの方が経済成長率が高いし高配当だからと言う楽観的な理由で買いました。

その時は1株34ドルぐらいでした。

日本株は株主優待に対して米国株は配当金でしたからね。

その上、米国株は年4回ももらえるという事で日本株と違う還元方法でテンションは高かったです。

タイムワーナー買収報道で衝撃を受ける

確か2016年の下旬だった気がします。

AT&Tがタイムワーナー買収の情報が出て株価が一気に高騰しました。

その時は1株43ドルまで上がってましたからね。

いつかはアップルの株価位行くのかなぁなんてウキウキ気分でした。

しかしその後、地獄を見るとは知る由もなかった…

大統領が買収を反対!裁判にまで発展

まさか大統領がタイムワーナー買収を反対するなんて思いもしませんでした。

さすがに大統領の権限になったら買収は撤退せざる負えないですもんね。

買収撤退の可能性が濃厚になり、AT&Tの株価はみるみる落下。

円高も重なり、一時は40~50万円ほどの損失が出ていました。

買収が反トラスト法違反になる為、AT&Tは裁判で戦う事になりました。

決着がつくのに2年かかり、その間はずっと株価は低迷して一時期、1ドル28ドル台もありました。

2019年ついにタイムワーナー買収が完了

どんでん返しがあったのが2019年。

まさかの裁判に勝訴し、タイムワーナー買収が決定になりました。

2年間ホントに辛かったですよ。

裁判がいつまでも決着がつかないですし、ただでさえ株価が下がってるのに敗訴が決定したらもっと下落するわけですからね。

さすがに買収が終わった後はみるみる株価を上げてきましたね。

正直AT&Tはこれからと言う期待感がありながらもロールオーバー期間や資金面の関係から売ったのが悔やまれますね。

最後に

AT&Tを売却した事についてお話ししました。

営業不振や買収の裁判で苦しい時期があり、決して楽な道のりではありませんでした。

でもこうして4年間の運用ですが黒字で終われて一安心です。

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