2019年7月から大手ネット証券3社の米国株取引手数料に改定がありました。
ポイント
- マネックス証券
- SBI証券
- 楽天証券
上記3社に対し、米国株取引手数料の最低ラインが無料になるというお得な内容です。
今回はその3社の改定内容と改定を活かしたおすすめの投資法についてお話しします。
目次
マネックス証券の改定内容
改定前 | 改定後 | |
最低取引手数料 | 5米ドル | 0米ドル(無料) |
取引手数料 | 約定代金の0.45% | 約定代金の0.45% |
最大取引手数料 | 手数料最大20米ドル | 手数料最大20米ドル |
従来は5米ドルの最低手数料がかかってましたがそれが無料になります。
ただ約定金額の0.45%の手数料は引き続き変わらないので1米を下回る少額投資(1株約2.22ドルの銘柄)を選ばない限り最低手数料のうまみを活かすのは難しいでしょう。
また2019年7月8日~2020年1月7日約定分(予定)まで、米国株取引にかかる米ドル買為替手数料を無料にするキャンペーンを開始しました。
2019/8/18時点でドルが1ドル106円とドル安になっていますのでドル買いするチャンスではあります。
SBI証券の改定内容
改定前 | 改定後 | |
最低取引手数料 | 5米ドル | 0米ドル(無料) |
取引手数料 | 約定代金の0.45% | 約定代金の0.45% |
最大取引手数料 | 手数料最大20米ドル | 手数料最大20米ドル |
SBI証券は2019年7月22日より改定が実施されました。
改定内容はマネックスと同じ最低取引手数料が0米ドルになります。
それ以外の改定はなく、マネックスの様なドル買いのスプレッド手数料が無料になるキャンペーンはやっていません。
SBI証券はSBIネット銀行経由でのドル買いのスプレッド手数料が片道1ドルにつき4銭と圧倒的な安さを誇ります。
そういった意味ではSBI証券が一番改定の恩恵があるんじゃないでしょうか。
ポイント
楽天証券の改定内容
改定前 | 改定後 | |
最低取引手数料 | 5米ドル | 0米ドル(無料) |
取引手数料 | 約定代金の0.45% | 約定代金の0.45% |
最大取引手数料 | 手数料最大20米ドル | 手数料最大20米ドル |
マネックス、SBI同様楽天証券も改定後は最低取引手数料0米ドルです。
楽天証券では楽天銀行のハッピープログラムの対象でマネーブリッジも使えるので楽天銀行を普段から利用していいる人にはおすすめです。
ただ、ドルの為替手数料は1ドル片道25銭と高く、マネックス証券の様に無料になるキャンペーンもやってないのでやや外国株の取引は不向きな印象です。
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改定後の有効活用法
最低手数料は0米ドルになったものの取引手数料の0.45%に変更はありません。
従来は5米ドルがかかっていたのでこれからは10万円以下の米国株取引では5米ドル以下での手数料で済む計算になります。
以前は5米ドルがかかっていたから最大手数料20米ドルを活かした多額投資が有効でした。
この改定後の手数料をフル活用するには小額投資をするのがおすすめです。
米国株のメリットは1株単位で買える事。米国株は1株30~40ドルの銘柄が多いので1株につき0.14~0.18ドルの手数料で済みますね。
こういった点から小額でコツコツと積立投資がしやすくなりました。
改定に関する感想
約定金額の0.45%は変わらないからそれ程変わらなさそうに思えますが今回は完全に良改定で印象は良いです。
米国株が小額投資しやすくなり、米国株の投資方法も選択肢が広がったと思います。
欲を言えば最大手数料も下げてほしかった。もっと欲を言えばいっそうの事、全部無料にしてほしかった(笑)
この改定によって今後、米国株への手数料改定もちょくちょく出てくるかもしれませんね。
最後に
3社の改定内容と改定を活かしたおすすめの投資法についてお話ししました。
3社とも改定内容は全部同じで証券会社を切り替える程ではなかったです。
最低手数料が0ドルになった事で小額投資が断然やりやすくなり投資方法が幅広くなっていくと感じました。
どの口座で外国株を買えばいいか分からない人たちへ
外国株は口座によって為替手数料や取り扱い銘柄数が異なります。
おすすめはマネックス証券です。
マネックス証券は取り扱い銘柄数が約3147銘柄と圧倒的な多さに加え、時間外取引も可能です。
もちろん日本株も購入できますのでとても優秀です。
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