「株の勝ち方」この言葉だけで胡散臭くて怪しいと感じる人は多いでしょう。
確かに株で勝てるなら皆やってるだろうしそんなに甘くないのは百も承知です。
やっぱ損失リスクがあるからやろうとは思わないんですよね。
株価が暴落して投資したお金が溶けていくのは誰でも嫌です。
一人ならまだしも家族がいる状態だとなおさらです。
ただその暴落リスクを少しでも和らげる株ならではシステムがあります。
それが配当金です。配当金は株を保有しているだけでもらえるお金で保有株数が多ければ多いほどたくさん配当金がもらえます。
自分の投資スタイルはこの高配当株+長期保有でリターンを取っています。
目次
高配当株の特徴
株価が変わらなくてもリターンがある
株は購入価格より上がらなきゃリターンがありませんが高配当株は持っているだけでお金がもらえます。
すなわち株価が変わらなくても配当金をコツコツ貰えばその時点でリターンになります。
銀行だと預けているだけで預けた金額に応じて金利がもらえる預金金利がありますが高配当株似た感じでむしろ銀行もよりも利回りは高いです。
高配当株は年間利回り5%前後なんてゴロゴロしていますしね。
しかも株なのでいつでも売れるから安心です。
減配リスクがある
しかし配当金はあらゆる原因で減配する事もあります。
その為、ずっと同じ金額で配当がもらえるわけでも無いですし多少のリスクがあります。
闇雲に配当利回りの銘柄を探せばいいわけじゃないんですよね。
企業の時価総額の大きさや過去に大きな減配を起こしてないかと言った自分のリサーチ力が問われます。
それでも株に投資しているのは交通事故レベルの暴落が起こらなければ、配当取得で利益を得られると思ったからです。
現行NISAをフル活用できる
売却益や配当金に対して本来は所得税+住民税の20%の税金がかかります。
その税金が一切かからない口座が現行NISAです。
NISAには2種類あり、現行NISAと積立NISAがあります。
現行NISAは株にも対応しており、ADRにも使えるので配当金に税金がかからずすべてもらえるという高配当株の投資家にとっては嬉しいサービスです。
ただし、米国株の様な海外でかかる税率には対応していませんので気を付けましょう。
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高配当株は長期保有で運用すべし
株をやっているのに値動きを予測するのが自分は苦手です。
経済や企業分析をしっかりと学んで行けばもしかしたらデイトレードもやりやすくなるかもしれません。
しかし自分はすごい勉強嫌いの上、デイトレードで痛い経験をしたことがあるからです。
ポケモンgoが流行りだしたことをきっかけに2年前の7月下旬に任天堂株を買った事がありました。
ポケモンgoが世界中ではやりだして株価もぐんぐん伸びるのかと期待していたんですけど、買った次の日はストップ安を起こし、それ以降も下落をし続けていきました。
精神的に耐えられず100万程の損失で売却しました。
売った時は落ち込んだというよりかは解放された気分で、気が楽になりましたね。
それ以降は時価総額の高い大企業で高配当銘柄をメインに資産運用をやっています。
例え株価が下がっても配当金で確実にお金を得られるという保険があるのに精神が不安定になる事もなく株を楽しめています。
配当時期が異なる高配当株を複数持てば、実質毎月配当金がもらえるわけですからそれだけでも嬉しいですね。
おすすめの高配当株はどこ?
自分がメインで投資している株は外国株です。その中でも高配当銘柄が多いADRに投資をしています。
理由としては外国株の株主優待が配当のみで日本株より高配当銘柄が多いからです。
直接現金で還元される配当と言うのは使い勝手が良いので価値が高いです。
NISA(少額投資非課税)も全部外国株に使ってます。
配当は通常20%の課税があるのですがNISAで購入すれば課税されないです。
アメリカ株はNISAでも海外税の10%が発生しますがADRは海外税が発生しないイギリスの銘柄が多いので非課税で配当がもらえます。
結果としておすすめの高配当株はADRです。
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日本株は株主優待株でリターンを狙おう
日本株も少し持っているのですが、全部株主優待目当てで買っています。
株主優待は外国株で言う配当金に似たシステムで現金での還元はない代わりに各銘柄ではオリジナルの商品や買い物券を送ってくれます。
株主優待の良い所は税金が一切かからない事。
通常配当金では所得税と住民税で20%の税金がかかります。
しかしお金じゃなく物として還元される株主優待は税の対象にはならないのです。
その為、課税口座でも気にせず株主優待株を買えます。
ちなみにNISAは非課税なので元々税金がかからない株主優待株をNISAで買っても殆ど意味はないです。
むしろ投資金額が限られているNISAの投資枠を減らしてしまうのでNISAで買う事はやめておきましょう。
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株主優待と配当金どちらが長期保有向け?
特徴 | |
株主優待 | ・買い物券や自社商品と言った現金何円分相応の物がもらえる ・現金と比べると使い道が限られる ・課税されない ・日本株特有の還元制度 |
配当金 | ・現金が振り込まれる ・課税口座では配当の20%課税されるがNISAでは国内税は非課税 ・外国株に多い制度 |
株主優待と配当金はどのような特徴があるのか簡単にまとめてみました。
重要な点は課税されるかどうかですね。
株主優待は結局、物に入るので物には課税はされません。
しかし配当金はいわばお金をもらうわけですので貰った分だけ税金はかかります。
そう考えると株主優待の方がお得に感じます。
しかし結局はその株主優待を使う機会があるかどうかですね。
例えばビックカメラグループで使える商品券がもらえる優待利回り5%ビックカメラ株と税引き後の配当利回り4.5%のロイヤルダッチシェル株、どちらが得に見えますか?
利回りの数字だけで見るとビックカメラ株を買った方が得に見えます。
ビックカメラなら行く機会も多少あるわけですし。
しかしビックカメラで買おうと思ってた商品が別の店で3割引で売ってたとしたらどう思います?
ビックカメラは決して激安店ではないのでビックカメラより安い商品は探せばあると思います。
そうなると現金として使い道が多い配当利回り4.5%のロイヤルダッチシェル株の方がお得に感じるはずです。
さすがに優待利回りが圧倒的に高ければビックカメラ株を選びますが。
結論として株主優待で銘柄を選ぶ場合は高配当株を買うよりはるかに利回りが高くないとお得と感じないでしょう。
最後に
株の投資スタイルと保有株を公開しましたが、自分は他人に基本的には株を勧めたりはしません。
もし周りにやりたいと言ってきても、まずは自分が100万を損した話をしてやめさせようとします。
いくら相手が決めた事で人に勧めて相手の人生狂わせたら、罪悪感がありますので。
ただすでに株をやってる方もいるかもしれないのでこの記事をみてちょっとでもいい方向に行けたら幸いです。