投資用語

時価総額は大きさは投資判断に必要な情報である

銘柄、企業情報には時価総額と言う言葉があります。

時価総額何億円とみると額が大きいほど有利なのかと投資する上で悩ませる情報の一つではあります。

この時価総額の大きさでなにが変わってくるのか?今回はそこの所をお話しします。

目次

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時価総額とは?

時価総額(じかそうがく、Market capitalization)、株式時価総額とは、ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値を評価する際の指標である。時価総額が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいことを意味する。時価総額は企業尺度や企業の実力の一面にしかすぎないが、市場の期待値を反映した尺度の一つであり、一般には企業の利益や資産が大きいほど時価総額も高くなる。しかし、株価は時に過大(過小)評価される場合があるため、絶対的なものではない。

出典元:wikipedia

時価総額は簡単に言うと

  • 企業の大きさ
  • 株価×株式発行数=時価総額

この2つを差します。

株式発行数はいわば株を購入できる数です。

時価総額が低くてもよほどの数を求めない限りは買えないなんて事は基本ありません。

ポイントは企業の大きさです。

時価総額が高いか低いかによってさまざまなリスクが懸念されていきます。

時価総額の大きさで変わる事

企業買収

時価総額が大きい・企業買収されにくい
・大企業・有名企業が多い
・企業買収する側になる
時価総額が小さい・企業買収されやすい
・マイナー企業が多い
・企業買収される側になる

時価総額が高いほど買収されにくく、低いほど買収されやすくなります。

「買収される=された企業は不利」と思われがちですが買収する企業によってはされた側の株価が急騰する可能性もあります。

ただし完全子会社化と言う形で買収されると上場廃止になり自分のタイミングで株を売る事が難しくなります。

時価総額が高いと企業買収がされにくくなり、買収する側になります。

倒産リスク

時価総額が低いと倒産リスクが高く、時価総額が高ければ倒産リスクが低くなります。

倒産するとどうなるかと言うと株価が急落してしまい株がお金になる価値のないタダの紙くずになります。

投資家や社員にとっては買収される事よりも恐ろしい事です(汗)

信頼性の高さ

時価総額は最初から高いわけではありません。

過去の業績やら社会貢献やら会社が潤う事でちょっとずつ会社が大きくなっていき時価総額が増えていくのです。

会社がでかくなっていくと相手から見ればそれだけの活動や実績があっての事ととらえられてきます。

そういった点から「時価総額が大きい=信頼性が高い」という事になります。

株へ影響で考えれば急激な値動きが少ないのと安定性が高いと言う点ですね。

時価総額の高い企業

2018/11/23時点の情報です。

株価時価総額
アップル(AAPL)176.78ドル約8388億ドル
マイクロソフト(MSFT)103.11ドル約7914億ドル
アマゾン・ドットコム(AMZN)1516.73ドル約7416億ドル

時価総額ランキングではどれもアメリカの企業になりました。

時価総額がでかいだけにどれも超有名な企業ばかりですね。

kazn
でかい国だから企業もデカいというわけですな

時価総額に連なってなのか1株あたりの値段も高めです。

時価総額は円で換算するとどれも何十兆円でいかに時価総額が高いかが分かります。

さすがにこれなら買収されたり倒産する事なんてないでしょう。

逆に倒産したらスマホの緊急アラートが出るレベルですね(汗)

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時価総額が大きい方が良い?

時価総額の大きいとどうなるか探った結果、すべてにおいていい点があるわけではないですけど総合的に大きい方が良いです。

理由

  • 倒産リスクが低い
  • 長期保有向け

時価総額が大きい事によって倒産リスクが低いのは投資する上では安心感があります。

また倒産しにくい点から長期的な株価の上昇が期待できるので長期保有にも向いています。

何に投資していいか分からない人はとりあえず時価総額の大きい銘柄を選んでおけば失敗は少ないはずです。

デメリットとしては株価の急騰が少ない事ですね。

その分、暴落する事もあまりないのですがいい意味で言えば株価が安定しています。

時価総額の低い銘柄を買うポイント

時価総額の高い銘柄を買った方が良いと言いましたが時価総額が低い銘柄は株価の急騰が狙えます。

株価が急騰するポイント

  • 決算
  • 好材料

例えば時価総額が低い銘柄が2期連続好決算であれば株は伸びるし、たくさんの投資家から注目されていきます。

時価総額が低くても決算内容が良かったり新商品開発で絶賛されたりと好材料が多ければ十分投資の対象になります。

そういった情報を把握する為にもその銘柄の関連ニュースはチェックしておくと良いでしょう。

 

最後に

今回は時価総額について説明しました。

やはり時価総額が大きいほどメリットと言う安心感が強いものがあります。

時価総額が低いほど不安定要素も大きいので配当金の高さや過去の値動きなどチェックして投資する銘柄を新調すると良いでしょう。

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