お金に関わる根本的な仕組みとしてインフレとデフレがあります。
学生の時に社会の授業で聞いた事ある言葉だと思います。
今こうして大人になって節約や仕事をやってたりすると改めてインフレ・デフレへの意識が出てくると思います。
さて今回はインフレ・デフレとは何か?をお話しすると共にまた節約や収益化にどういった影響が出てくるのかを考えていきたいと思います。
目次
インフレ・デフレとは?
インフレ | 商品の需要が高くなり価格が上昇する事 |
デフレ | インフレの逆で商品の需要が減り、価格が減る事 |
単純に言うと需要が大きいほど価値が上がり、需要が減ると価値が下がるという事です。
例えば最初は1000円のTシャツが皆が安いと思って買い続けた結果、販売者が「これだけ人気だから1200円で販売しよう!」と考え、値を上げる事で利益を上げる戦略がインフレです。
逆にデフレは1000円のTシャツが皆が高いと思って誰も買わなくなった結果、販売者が「買ってくれないと大赤字だから値を800円に下げよう」と損失を抑える考えがデフレです。
商品や物にも価値はあります。常に価格が一定と言うわけではなくインフレ・デフレによって価格が変動するわけです。
ヤフオクなんかが分かりやすい例ですね。
人気商品で品薄な商品程、落札への競争率は高くなるし、不人気商品は在庫が沢山あって、出品しても誰も入札してもらえないです。
インフレになるとどうなるか?
先ほど、物価が上昇するとお話ししましたがそうなると消費者が購入しにくくなります。
分かりやすい事例で例えると1973年に起こったオイルショックですね。
原油価格高騰によって産業大臣から「紙節約の呼びかけ」がありました。
これによって紙がなくなると言う人々の不安からトイレットペーパーが一気に買い占められた事がありました。
これによってトイレットペーパーがインフレ状態になり当初の2倍の価格まで上がりました。
ただこれによって値段が上がっただけじゃなく在庫が不足が発生します。
結果として消費者にとってはインフレはよくないイメージが出てきますよね。
入手が難しくなったり、値段が高騰したりと。しかし提供側にとっては嬉しい事です。
物が売れたり、高くしても売れるという事は会社の利益になります。
利益が増えれば社員の給料が上がり、株式に上場していれば株価が上がります。
そうなれば日本経済が活発し、好景気になります。
そうなったら多少消費者側にもおこぼれはでてきます。
例えば何年連億黒字記念セールがあったり、先着何名様へのプレゼント企画等、消費者を大切にする企業なら儲かった分だけ還元させると言う考えはあると思います。
インフレのまとめ
- 値段があがったり在庫がなくなったりと入手が困難になる
- 提供側は売り上げが良くなり株価の高騰や社員の給料アップにつながる
- 消費者への還元としてセールやプレゼント企画が多くなる
デフレになるとどうなるか?
デフレはインフレとは真逆で物価が下がると購入しやすくなります。
デフレが起こりやすいのは大量輸入、大量生産、だれも買わない商品なんかがそうですね。
生活必需品はあまりデフレが起こらなさそうですがおもちゃ、ゲーム、DVD等、趣味・娯楽品がデフレに敏感かと思います。
それらは流行ればいいですけど流行らなかったらどんどん値が下がっちゃいますからね。
そして売れなくなるとどうなるかと言うと企業側は売り上げが伸びず、赤字になって社員の給料が下がり、最悪倒産になります。
企業側にとってはこんなに悲しい事はありません。
デフレは様々な要因で生まれます。単に景気が悪くて皆が買ってくれないだけではありません。
企業の評判、直近のニュースに左右されます。
やっぱ評判の悪い企業が作った商品を買いたいとは思いませんよね。
他にも牛丼店では狂牛病によって来客数が減ると言う事もありました。
日本では最近はタピオカブームでタピオカがインフレ化したのと2020年に東京オリンピックで物価上昇がありますが、東京オリンピックが終えれば一気にデフレ化するんじゃないかと思っています。
デフレのまとめ
- 商品の在庫があまり、値が下がる為、入手が容易
- 企業側は赤字になり、倒産する
節約との関係
節約とインフレ・デフレの関係はなさそうであります。
節約をするにはインフレしている商品はまず狙わないでしょう。
わざわざ高いのを買っていたら節約は出来ませんしね。
そしたらデフレの商品を買っていくわけなんですがデフレでもインフレの同等の性能を持った商品もありますよね。
注目されていないとか販売元の企業が何となく信頼性が低いだとか色々ある理由がありますが自分は安く買えればいいです(笑)
もちろん安物買いの銭失いになる可能性は否めないですけども。
例えばスーパーで例えるなら、Aスーパー国産の鶏肉が100g100円だったとしましょう。
Aスーパーは多数の店舗があって人気があり、様々な国産食品を取り扱ってます。
次にBスーパーに行ったらブラジル産の鶏肉が100g50円で売ってました。
しかしBスーパーは駅から遠く店舗も少ない、それでもって外国産を扱ってます。
原産地の国が違うと良くない根拠はわかりませんがイメージ的に外国産より国産の方が安全性があると思います。
でもそんなの実際に食べて、体調の変化など検証してみないと分からないですもんね。
だから自分はデフレで値が下がっているBスーパーの鶏肉を買います。
結局どっちも同じ鶏肉ですからね。
そういった感じでインフレ・デフレを利用した節約はインフレと似たデフレの商品を買う事です。
それを見つける為にはネットで検索したりリサーチ力が問われていきます。
最後に
インフレ・デフレとは何か?そして節約との関係についてお話ししました。
節約と言っても安いスーパーを探すだけが節約ではありません。
お話ししたようにインフレ・デフレを知っておくことで節約のやり方などが自然と身についてくるんじゃないかと思います。