賃貸における重要な要素の一つとしてインターネット対応があります。
しかしインターネット対応と一言でいっても色んな意味があります。
ネットができてもそのネットが凄まじく遅かったらいやですよね。
自分も賃貸を探す時はインターネット対応については細かく見ています。
今回は賃貸におけるインターネット対応について詳細にお話ししていきたいと思います。
目次
インターネット対応にも種類がある
インターネットの種類 | インターネットの配備状況 |
・光ファイバー ・インターネット対応 ・高速インターネット対応 ・CATVインターネット対応 ・インターネット無料 | ・完備 ・接続可 |
賃貸で設備状況を見た時にインターネットの種類はこの位あったかと思います。
正直インターネットの配備状況よりインターネットの種類が重要になります。
結論から言ってしまうと光ファイバー、高速インターネット以外は論外と考えた方が良いです。
またその2種類でのインターネット環境だったとしても「インターネット無料」が入るとその時点でアウトです。
各インターネットの特徴の知れば、おのずとどのインターネットにすればいいかが分かるでしょう。
各インターネット回線の特徴
光ファイバー
回線の種類 | マンションタイプ | ファミリータイプ |
回線速度 | ・100Mbps ・1Gbps | ・1Gbps ・2Gbps |
料金 | 月3500~4000円 | 月5000~6000円 |
メリット | ・回線速度が速い ・キャンペーンが手厚く、多額のキャッシュバックが受け取れる | |
デメリット | ・安い賃貸や古い賃貸程、対応していない ・料金がやや高い |
賃貸で採用されているネット回線の中で最も新しく回線が早いのが光ファイバーです。
回線速度はスマホの4GやLTEと比べてみれば分かるのですが100Mbpsだとやや遅いのかなって感じてしまいます。
しかしLAN回線で繋げていけば速度が安定しますので実際は100Mbpsの光ファイバーの方が早いです。
それで1Gbpsや2Gbpsなんて言ったら相当早いですよね。
「こんなに速度いらないんじゃないか?」と思われますがもし高画質でライブ配信をやったり大容量の動画をアップロードする場合には回線速度は速いに越したことはありませんよ。
月々の料金は他のネット料金と比べると割高なのがデメリットですね。
ADSL
サービスタイプ | 料金 | モデムレンタル料 |
モアⅢ(47Mタイプ) | 5050円 | 490円 |
モアⅡ(40Mタイプ) | 4950円 | |
モア(12Mタイプ) | 4850円 | 440円 |
8Mタイプ | 4750円 | |
1.5Mタイプ | 4550円 | |
エントリー(1Mタイプ) | 2950円 |
ADSLは光回線よりも古くからあったインターネットサービスです。
ADSLはサービスタイプが多く、料金が高いほど回線が早くなります。
しかし最高速度がモアⅢの47Mbpsで料金が5050円と光ファイバーとはえらく、割に合いません。
昔はADSLでも早いと言われていたんですけどね。
光ファイバーの登場によってADSLはすっかり不要な存在となってしまいました。
またFret'sからは2023年1月31日をもってADSLサービスの提供を終了させる話もあります。
引用元:https://flets.com/
CATVインターネット
CATVインターネットはケーブルテレビ会社のインターネット回線を使用してネットが利用できるサービスです。
テレビが必要なんじゃないかと思われがちですが、テレビ用の回線機器とネット用の機器は別々なのでテレビがなくてもインターネットが使える事に特徴があります。
プランはJ:COMで調べてみると12Mbps、120Mbps、320Mbps、1Gbpsとありましたが料金は12Mbpsコースの時点で5000円近くして高いです。
また上記の速度はダウンロード速度であってアップロード速度はどのプランでも10Mbpsになる事が殆どです。
テレビでインターネットチャンネルを見る人にはいいかもしれませんね。
インターネット対応の意味
賃貸で書いてあるインターネット対応では先ほど紹介したインターネットのどれかが該当する事になります。
でも考えてみれば光ファイバーだったらわざわざインターネット対応と書かずに光ファイバーと記載すればいいはずです。
多分そこをインターネット対応と書くのはいい意味で言えば「インターネットの事をよく知らない人向けにシンプルに書いてある」ととらえれます。
悪い意味で言えば「どの回線を引いているかカモフラージュしている」ともとらえれます。
結論として賃貸にインターネット対応と書いてあったら「何の回線が敷かれてるんですか?」と聞くのが良いです。
光ファイバー以外の回線でファイルのアップロードや動画配信をしない人以外なら、契約を見送った方が賢明です。
高速インターネット対応の意味
これもインターネット対応と同じ意味です。
ぶっちゃけ、なにもわかってないユーザーを安心・期待させる文言に変えてるだけです。
ダウンロード速度でも常時10Mbpsが出てればこれでも早い方なんです。
しかしアップロード速度もありますし、時間帯によってはネットの速度が遅くなります。
「10Mbpsが出てた=高速インターネット」
という事で光ファイバー以外のネット回線の可能性が高いのでこれも契約前に確認しておくと良いでしょう。
インターネット無料の意味
月4000~5000円もするインターネットが無料になるのはラッキーだと思われるでしょう。
でも「なにか裏があるんのでは?」と思う人もいるはずです。
ご名答。裏はありますよ(笑)
基本インターネットは個人で契約して個人の回線として利用します。
それに対しインターネット無料の回線はマンション・アパートに回線を敷き、おそらくルーターを使って各部屋にLANの入口を作っておく仕組みです。
これで察しがつきますが個人でネットを引くよりその個人で引いた回線を何部屋に分散すれば、当然ネット速度は期待できません。
これは光ファイバーの記載があってもです。
皆が回線がっつり使うような高画質のネット動画を見たり大容量のファイルをダウンロードしたりすれば、全体に影響が出るのでネット速度が遅くなってしまいます。
すなわちネットに早さを求めるならインターネット無料は却下です。
インターネット環境がなくてもインターネットを見る方法がある
安い賃貸はインターネット環境がない事が多いです。
凄い賃料が安くて「後はネット環境さえあればいいのに…」と悔やまれる人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのがモバイルWi-fiです。
モバイルWi-fiは携帯できるWi-fi環境で回線工事も不要なのでネット対応していない物件でもネットをする事ができます。
月額は4000円程度なのでインターネット有無で賃料が4000円以上も差がある時に検討してみるのが良いでしょう。
モバイルWi-fiの契約はこちら>>【WiMAX2+】モバイルネットの最強へ。
最後に
賃貸におけるインターネットの種類について詳細をお話ししました。
速度優先なら光ファイバー以外のインターネットはやめた方が良いでしょう。
他にも速度を妥協して無理してネット対応の物件を選ばなくてもモバイルWi-fiを利用する選択肢もあります。