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長期優良住宅は節税、控除ができてお得に見えるがデメリットもある!

住宅代の手当て、控除の事を探ると長期優良住宅という言葉がでてきます。

名前からして長期に保有できる住宅だから新築に該当するのかと思ってしまいます。

この長期優良住宅に該当する住宅は色んなお得な特典を受けることができます。

今回は長期優良住宅のメリット・デメリットついてお話ししたいと思います。

目次

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長期優良住宅とは?

長期優良住宅に関する法律が施行されたのは2009年で国土交通省から長持ちする家だと認定された建物の事です。

長期優良住宅と認定される基準はかなり細かいです。

認定条件項目

  • 耐震性
  • 省エネルギー性
  • 維持管理・更新の容易性
  • 劣化対策
  • 住戸面積
  • 居住環境
  • 維持保全管理
  • バリアフリー性
  • 可変性
  • 住宅履歴情報の整備

実にこれだけの項目があります。

詳細な条件は以下URLで確認できます。

ホームズ君よくわかる木構造:https://jutaku.homeskun.com/yuryo/approval.html

長期優良住宅のメリット

住宅ローン控除額が増える

通常住宅ローン控除はローン残高から年間40万円を上限として所得税、住民税から1%控除されるわけですが、長期優良住宅認定なら控除率こそ変わりないですが上限が年間50万円になります。

住宅ローン控除は10年間受けられますので最大100万円の差がでます。

パーセンテージで言えば従来の25%増でかなり太っ腹ですね。

固定資産税を減らせる

新築を建てたり、購入した場合は、一般の戸建で3年間、一般のマンションで5年間の固定資産税が半分に軽減されます。

しかし長期優良住宅であれば、一戸建てなら5年、マンションなら7年まで、軽減期間が延長されます。

住宅を買う時に悩まされる税金の一つが固定資産税なのでたった2年間かもしれませんが延長されるのはありがたいですね。

特に一戸建ては通常3年しかないんですから2年も延びるのはでかいはずです。

不動産取得税が減る

不動産を取得したときや、新築・増築したときに、不動産取得税がかかります。

新築住宅だと、不動産取得税=(固定資産税評価額-1,200万円)× 3%となりますが、長期優良住宅だと軽減率が大きく、(固定資産税評価額-1,300万円 )× 3%となります。

所得税の投資型が減税される

長期優良住宅にかかった費用(上限500万円)の10%が、年末の所得税額から控除されます。

ただし、住宅ローン控除と併用できませんので気を付けてください。

登録免許税が軽減される

不動産を取得すると、登記の申請が必要になりますが長期優良住宅だと、登録免許税が軽減されます。

長期優良住宅のデメリット

これだけ控除額の上限や減税期間が延長されたりお得な点が多いわけなんですがデメリットもあります。

やはり長期優良住宅を認定させる家と言うのはどこも高いようです。

長期優良住宅を意識しすぎて結果、減税や控除でもカバーできない位、高い家を選んだりしない様、気を付けましょう。

また建築にも時間がかかるので注文住宅でお願いする場合はどの位の期間が必要なのか業者に確認しておいた方がよさそうです。

最後に

長期優良住宅のメリット・デメリットついてお話ししました。

長期優良住宅は良い物件で控除や減免が手厚い分、値段は高くなりやすいでしょう。

いい家で選ぶだけではなく、立地や街の利便性も考慮して選ぶことが重要かと思います。

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